2013年5月27日月曜日

東南アジアは腹を壊す② 3.29〜31

3/29
ひどい鼻水。何ぞこれ。日本の杉の猛威から逃げたと思ったらなぜ遠き国このカンボジアで花粉症もどきの症状で苦しんでいるんだ…
鼻をすすりつつ朝食ビュッフェへ。洋食、中華(おかゆ)、フォーやカンボジア料理それぞれ揃っていて楽しい。中国では出会わなかった生野菜や南国ならではの果物!
嬉しい朝ご飯です。宿泊に付いてた

午前中はオールドマーケットにあるクロマーツアーに向かって、アンコールワットで見る朝日のツアーを申し込む。10ドル。日本語ガイド付きです
それからはオールドマーケット探索。肉とかどん!と置いてある。市民のための市場
もちろんお土産屋も沢山あって、呼び込みが激しい。あのアジアならではの安い服と変なTシャツ。あとカンボジアはシルクが有名なので、シルク製品。クロマーと呼ばれるコットンの首巻きとかが山のように売られている。
ここでTシャツとか姪っ子へのお土産のワンピースとか買いました。(すごく気に入ってくれました)
値下げ競争。日本人だからって遠慮しないんだから

午後はチャーターしていたtuktukに乗ってアンコールワットへ。
運転手のお兄さんと運命の出会いを果たす。
年齢は同じくらいで、体格は周りのクメール人に比べたらがたいの良い方(そして私はがたいが良い人が好きである。このお兄さんと写真を撮らなかったのが唯一悔やまれる)
お兄さん、英語は分かるのかなと思っていたらあんまり分からないみたい。
12ドルでアンコールワットまで往復。歩いて観て回っている間はお兄さんは待っているというスタイルがこちらでは普通のtuktukの使い方らしい。
あ、ちなみにtuktuk(トゥクトゥク)ってのは馬車のバイク版みたいな感じです。風を切って進む(埃と排ガスをまともに受けるとも言う)のはとても気持ちがいいものです。
 少しボコボコの道を行くとそれはリアルインディ・ジョーンズアドヴェンチャークリスタルスカルみたいな感じでした

アンコールワットは繁華街から近く、10分くらい。
しばらくまっすぐ森の中を走っていくとお堀的なものにぶつかり、そこがアンコールワットです。
 歴史に詳しくないのでその点については何とも言えないんですが、ともかく壁や柱に隙間無く仏像のやら王様の顔やら神様やらが掘ってあって、よくもまぁこれを一つずつ掘ったなぁと思いました。
友人が「これはドラッグしてコピーだよね」って言ってました。まさにそんな感じで同じ顔がきれいに続いていて(たまーに変わり種いるんだけど)昔の人の仕事の素晴らしさを本当に感じる事ができます。
アンコールワットの楽しみ方は色々あると思う。歴史的観点から、建築的観点から、あとは感覚!

一番中心にある塔へは短パンだと入れず、友人は待機…
シンガポールで買ったアラジンパンツを履いてた私だけ登ってきました。
とても急な階段でみんな手すりにへばりついて降りてました。私はそこにあまり恐怖感じないのよね~なのでするすると登って降りた。
塔の中には仏像が飾ってある祠がいくつかあって、どうも夜はコウモリのすみかになっているらしく、獣臭かった。
実はコウモリが若干苦手…(先日行った上野動物園で判明した)
祠の周りを巡る回廊はフランスのモンサンミッシェルを思い出させるものでした。

この日はアンコールワットのみを周る。
お昼を食べてなかったのでアンコールワットほど近くでやっている屋台でご飯。
さすがに生ものを食べる勇気はないのでFried noodle with vegetableを食べる。2.5ドル?
またTonic Waterを注文。暑いと炭酸が美味しい!
足下に何か当たったな…と思ってそーっと覗いてみたら小さいぶたさんがいました。
久しぶりに豚とか見たよ…びっくりした。
後からやってきた欧米人の男の人はどうやら世界一周的なものをしているらしく、物売りのお姉さんと話が盛り上がっていました。
すごく楽しそうだった。あぁいう人との関わりがあるから旅行は楽しい

tuktukに帰ってホテルまで帰る。良さそうな人だったので次の日のお約束をしてお別れ。
お金を渡す時、なんだか恥ずかしそうにする。シャイ?味の素おかもと運転手とはえらい違いである。この人普段はちゃんと客引きできているのだろうか。それともフロントのオネエとデキていて、客を流してもらっているのだろうか

昼寝してガイドブックみつつゴロゴロ。鼻水がひどすぎて辛い。こんなに詰まることは無いってくらい詰まってる。ここで風邪薬持ってた事を思い出して、鼻水の薬だけ飲む事にする。私が薬飲むなんて本当珍しい。
また夕飯食べにパブストリートへ。この日食べた店は猫がうろついてた。スイカのジュースが美味しかったなー

3/30
この日はアンコールトム小回りコースを観光。
朝の9時にお兄さんに迎えに来てもらい、アンコールワットを素通りして一路バイヨンへ。
 バイヨンの周りには象さんに乗って回っている人が!楽しそう。
それぞれ遺跡には特徴があって、使われているのが石だったり煉瓦だったり、また大きさも色々だったりでなかなか楽しめます。
バイヨンはアンコールワットよりも小さいけれど、大きいクメールの微笑が印象的でした。
遺跡感がアンコールワットよりも強かった。

歩いてバプーオン、王宮、象のテラス(の終点)、ライ王のテラスを回る。
お兄さんは先回りしてライ王のテラスの前で待っていてくれた。私たちを見つけるとこっちまできてくれる。感動。

少し離れたところにあるタ・ケウに案内された。
一気に人が少なくなる、そしてあまり整備されていない寺院で未完らしい。
ここからどんどん遺跡感が強くなっていく。
急な石段を自力で登る。ここが結構印象に残っている。

次がトゥームレイダーで有名なタ・プローム。木が寺院を覆うように生えて、まさに遺跡。
自然の力の強さを感じる。
崩れてしまっている部分が多く、それはそのまま積み上げられているだけ。
さすがに観光客が多いので、道は一応整備されているけれど、そうでないところも歩ける。
今にも崩れそうなところが沢山ある。そういった所は鉄のくさびとか木で補強されている。 横浜のアンジェリーナ・ジョリーは私です。

その次に訪れたところが、すごかったw
遺跡の名前はバンテアイ・クデイなんだけど、物売りがしつこすぎたw
ちょっとかわいい象の置物があったんでいくらか聞いたら2つで15ドルとかいう。
高いし2つもいらんつってその場を去ったらずーっと遺跡の中まで付いてくるwその間ひたすら跨いだ記憶しか無いw
途中で1つしかいらん、それで5ドルなら買うとかいったらもう諦めずにずーっと付いてくるもんだからその値段で買って来た(実は欲しかった)
適当に5ドルって言っちゃったけど、3ドルから始めれば良かったな…
これがそのゾウの置物。
という訳でろくに写真も撮ってないし、記憶がありませんw

最後にプノン・バケンで夕日を見る。時間が早すぎて2時間近く待った…
しかも水が底を尽いてしまっていて、疲れた体には酷な2時間でした。
山を登ったところに遺跡があるんだけれど、登る前に物売りの子供から素直に水を買えば良かったと心の底から後悔した。

ちなみに、子供がものを売っているのがとても多かった(売らせている?)
やっぱり小学生くらいの子が(幼稚園くらいの子もいる)ポストカードとか持って「ワンダラー」とか「1ドルー」とか言ってるのを聞くと、買わないこっちが悪いみたいで心が痛む。
でもこうしなきゃ暮らしていけない子供が沢山いるのが事実、また地雷で5体不満足になった人もそういった仕事しかできないのが現実。
パブストリートでも両足が無い人が「I don't beg,I want to work.」と掲げてリヤカーを引きながらガイドブックを売っていた。
後から考えてみたら、日本で買ったガイドブックにはそいう事は書いてなかったなぁ…オールドマーケットで手に入れたロンリープラネットのコピー(?)には少し書いてあったけど。
日本でもホームレスとかいるけれど、何だか複雑な気持ちにさせられる遺跡巡り。

話が逸れた、逸れたついでにこの夕日を待っている間に後ろにいた中国人か韓国人の家族が普通にペットボトルやお菓子のゴミを放置していった。
最初に溝にお菓子のゴミを放置してたから(まさかこいつらこのままここに置いてくんじゃないだろうな…)と思って指差して話してたら父親が気まずそうな顔して拾ったんだけど、そのあとおばあちゃんが普通にぽいぽい!って捨ててた。
遺跡周辺にはちゃんとゴミ箱あるんすよ。それなのにそこに捨てるという。激しい憤りと中国人(か韓国人)に対する嫌悪感。
だから自分の国も汚いんだよババア!って思いました。「持って帰れ!」って喉元まで出掛ってたんだけど言えなかった。そこで揉めるのもどうかなと思ってしまった。
くそー悔しい。こいうところは本当、日本人で良かったと思う。
みんながみんなそうではないとは思うけれど、やはり比率としてマナーが悪い人が多いのは中国人。きっと自国での「人の事も気にしない、自分の事も気にされてない(はず)」みたいなポリシーが旅行先では通じないってのが全く分かってない。
他の場所でうるさい声で話している中国人を眉をひそめて見ている欧米人もいました。
難しい。

ホテルに帰ってお兄さんにお金を渡し(20ドル、また申し訳なさそうにしてる)次の日の約束をして別れる。
部屋でシャワー浴びてゴロゴロしてたら永遠の眠りに就きそうだったのでささっとパブストリートへ。
2軒目のお店では料理が出てくるのが遅く、何となく日本人はやはり若干なめられているなって感じてしまった。勘違いかもしれないけどね。

3/31
早朝、便意を催してトイレへ。下痢。
そのときは(あれまー)くらいにしか思ってなかったけれど、起きたら悪化。
胃が痛い。ひきつる痛み。(他の痛みも重なっていたんだけど)
食欲不振。ただ、脱水症状になったらまずいなと思ってたんで朝食ではフルーツとジュースを飲んだ。おかゆは単純にあんまり好きじゃなく食べられなかった。

胃の薬を飲んで、寸前まで悩んだけどとりあえず大丈夫そうだったのでロリュオス遺跡まで行く。しかし相当体調が悪かった。
遺跡であんまり色々する気が起きず、写真も少なめです。
ロレイ、プリア・コー、バコンを巡る。
赤土の道をtuktukで行くのはまさにインディー、てかインディーよりすごいんじゃないのこれ

体力の限界を感じ、しかもどうやら熱が出ているようだったので午後はブルフェン飲んでホテルでひたすら寝る。友人にスーパーで果物とか飲み物を買って来てもらう。
夕方までばっちり寝たら熱は治りました。良かった。ありがとうはなちゃん。
したらいきなり雷が鳴り始め、どしゃぶりの雨。スコールですかね。
道が浸水してました。まぁよくある事なんだと思う。普通にバイクとかで走ってました。

止んでからパブストリートへ。最後の夜だし、軽く何か食べておきたかった。あとお土産買ってなかったw
物色してたら自分にも母親にも良いもの見つけて、持ち合わせがないから明日来るわっつったら、もう持ってる分だけで良いとw
変な値切り方してしまった。結局ご飯食べる金が無いから一度ホテルにお金を取りに帰ったんだけど。
その日はイングランドプレミアリーグのマンチェスターシティとサンダーランドの試合で、店員が仕事そっちのけで観てた。まわりの欧米人もみんな観てた。そしてみんなサンダーランド推し。
てかカンボジアの男の店員さんはあんまり仕事せず(?)他の店員にちょっかいだしたりしてた。
ここの店でも、壁にトカゲが張り付いてて「いるねー」って話してたらそれを聞いてた店員がいきなり拳を差し出して来て「受け取れ」という。中にトカゲがいるっていうていw
出て来たのはしなびた葉っぱだったwww
なかなかのユーモアセンスだなーと思いました。日本じゃなかなかないよねぇ。
あ、女の人はまじめに働いてました。でも男の店員さんにちょっかいだされてたけどねwいちゃつくなってw

熱は収まったけど下痢は収まらず。薬飲んで寝る。
明日の朝は最後のカンボジア、アンコールワットからの朝日を観る日である。

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